まにまに

なんやかんや10年以上文字ばっかり書いているアラフォー目前の紀元前貴腐人が色々かくところ

水が止まった本震から5日間を生き延びたときに役に立ったアレコレをご紹介(支援物資の参考用備忘録)

さて熊本地震2回目の震度7、言わば「本震」が起こってから状況が一変しました。水も電気もガスも来ない。我が家オール電化だったのでガスは置いといて、結局熊本市内で水の復旧は最も遅かった地区でした。お風呂には4日間入れなかった。

そんな熊本地震1日目(前震〜本震直後)はこちらから

 

unimagro.hatenablog.com

眠れない本震の夜が明けて、出社時間が近づいていました。 

16日土曜日は検定試験などを予定していましたので、とりあえず会社に。他の社員さんも来れたら来ますというLINEをもらっていましたが到着してすぐ

昨日とは比べ物にならないくらい地面やビルにヒビが入ってる(これは震災直後ですが、ここから1200回に及ぶ余震でさらに道路と階段の差が広がっています。)

マリオネットのビルは7階建てで、そのビルがこれだけ動くって恐怖しかない。

建物の安全確認も出来ない状態で社員さんを入れるわけにはいかん(そもそもパソコンとかロッカーとかが倒れまくってて教室にすら入れない状態でしたが)と判断して出社禁止に、とりあえず取引先に連絡をいれて、東京のテストセンター本部に連絡を入れて、すべての試験を中止にしてもらうことに。

会社は電気も通っていて、水はおそらく貯水槽に溜まっている分がでるみたいでしたので、その分を少し自宅に持ち帰って、昼過ぎに帰宅。この間も強い揺れが何度も来て、一刻も早く建物から出たかったです。

 

水が貯められない風呂釜

我が家の風呂釜はなぜか(多分ゴムパッキンが地味に割れてる)風呂の水を貯めると2時間くらいでじわじわと抜けてしまう仕様でして、それをそのまま放ったらかしにしておいたら震災の時に水を貯められずに痛い思いをしましたので、小さなメンテナンスは面倒がらずにちゃんとしておくことを学びました。

 

水が貯められないと詰む

だってトイレが流せない、トイレ1回流すのに5リッターくらい水がいるんですよ。で、うちオール電化だから水手動で流せないの!死ぬかと思った!!5リッターの水を流すと水圧で流れていくんだけど、そもそも5リッターもの水自体がないっていう。ちなみに大なら8リッター〜10リッター要ります。大だから。

当然流せるのは1日1回程度。震災前にトイレスタンプのやつをつけていたのでそこまで強烈な臭いはしませんでしたが、やはりきつかった。見た目的に。

 

 これおすすめ。コスパ的にもいい。

 

オール電化の落とし穴 

我が家はオール電化だったので、前述の通りすべての機能がアウト。その時に役立ったのがこれ。キャンプ用の2つ口コンロで、家人が持っていたものですがキャンプ用品って震災の時に本当に強いなと実感。冷蔵庫が動かなかったので卵とかをちゃんと火を通して食べることが出来ました。

コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブ2 2000006707 【日本正規品】

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 飲料水はウォーターサーバー

途中何度か「もう契約切ろうかな…」と思っていたウォーターサーバーですが、震災時こんなに役に立つとは。水がね36リッターくらい余ってたんです。でもおかげで生き延びられました。飲料水配布の列に2時間以上並ばなくてすみました。

(震災直後2日間くらいは2時間並んでも水がもらえない時があった)

ウォーターサーバーの空になったペットボトル(12リットル)に雨水とか貯めて、生活用水を汲んでトイレを流すのにも使えたし、いいことしかなかった。

 

次男坊のおむつをすぐに送ってもらえた

震災直後に横浜にいる友達が「何か要るものある!?」と来たのでとっさにこれから買えなくなるかもしれないオムツとおしりふきを遠慮なしに頼む。物流が混乱しているさなかだったけど、震災4日目くらいに届いた。(3歳にもなっていまだオムツってどうなのというご意見は甘んじてお受けします。この震災の後オムツはずれました。)

 

おしりふきは体を拭くのにも使えるから箱で買ってストックしておくことをおすすめします。

 

とにかく水がないと生きていけない 
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 お茶碗が洗えない。ご飯はなんとか作れるけど、それが洗えないストレスってすごい。ラップをお茶碗に巻いてつかうのは役に立ったけれど、買いだめしてなかったのでラップが切れたあとが本当に大変でした。

たくさんの支援ありがとうございます

自分のところだけでなく、西原村に住む親戚や、社員さんのご家族などにも、お水、お米、お菓子、着替え、オムツなどなど頂いた支援品を配らせてもらいました。本当に助かりました。

普段何気なく使っている日用品だけど、震災の時ってこんなに役立つんだな、と実感。自分が動けるときにはお返し出来るように、備忘録としてあげておきます。